逆転社長塾で、中小企業のための逆転経営、経営計画、日次決算を学ぼう

「日次決算」で会社を強くするとはどういうことなのか?

決算なんかで本当に会社が強くなるのか?

大企業の例から考えていきたいと思います。

稲盛和夫氏と言えば京セラを一代で築き上げ、またKDDIをここまで育て上げた名経営者。

その稲盛氏が、JALの再建を任された際、最初に驚いたのはその収支計算の遅さだといいます。

素人でもわかることですが、航空会社にとっては、「路線毎」の損益・収支は最も重要な経営指標であるはずです。

それが、以前のJALではなんと計算に数ヶ月も要していたというから驚きです。

JALレベルの会社では、経理など経営管理業務に携わる人は大人数で、しかも超エリートばかりのはず。でも、そんな会社でも結果として収支計算には数ヶ月を要していたというわけです。

おそらく、多くの部門を巻き込み、相当緻密な計算を行っていたために、このような事態になっていたのでしょう。

そのため、稲盛氏は着任早々にJALに「アメーバ経営」を導入することにしました。

アメーバ経営とは、組織を細分化して、個々の組織(アメーバ)を独立採算と見なして、その単位で日々決算を行うことです。

そう、アメーバ経営は、実は「日次決算」の考え方がその根幹にあるのですね。

アメーバ経営の導入により、

それぞれのアメーバ(収支を管理する事業単位)において何が起きているのか
  • そしてそこにおける社員の働きぶりが手に取るようにわかる
  • というわけです。

    しかも毎日、リアルタイムで。

    そうなると当然、社員の働き方も変わってきます。

    それまでは大企業の歯車の一つでしかないという意識だった社員が、自分の属するアメーバの決算を意識するようになり、そして、その数値の改善のために自発的に働き始めるわけです。

    すると、稲盛さんが現場で陣頭指揮をとらなくても、アメーバに属する社員が自ら考え、動き始めて、どんどん良くなってきます。

    日次決算を通じて、社員が自発的に働く環境を作り出し、定めた戦略を迅速に、そして確実に実行していくことができるというわけなのです。

    稲盛さんといえばフィロソフィー経営が有名ですが、稲盛さんのすごいところは、そのフィロソフィーに、アメーバ経営という極めて実践的な計数管理が伴っている点にあります。

    まさに右手に算盤、左手に論語、というわけですね。

    このアメーバ経営、あるいは日次決算は、実は中小企業こそ簡単に導入できます。図体が小さい分、アメーバや部門の数が少なくて、手間が掛からないのです。短時間で導入できて、短時間で効果が出せます。

    そして、アメーバ経営をはじめとする日次決算のやり方には特に決まりはありません。あなたの会社に合う方法を自ら考えて導入すれば良いのです。

    最初は簡単なフォーマットを利用する形で良いですので、まずはスタートしてみましょう。きっとその効果に驚くはずです。

    日次決算で、毎日会社と社員の状況を把握する。そして、毎日改善のための打つべき手をしっかり打っていく。

    そんな強い会社を目指していきましょう!

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