逆転社長塾で、中小企業のための逆転経営、経営計画、日次決算を学ぼう

先週初めて訪問したA社は、半導体製造装置の部品製造(下請)を行っている会社。

中小企業ですが、50名ほどの社員がいます。

粗利率が極端に低く、赤字続きで、どうしたらよいか? というご相談でした。

そこで、さっそく粗利の管理状況を確認したところ・・・

数年前にある高価な(なんと数百万円!)原価管理システムを導入したものの、粗利を計算するところまでそのシステムを使いこなせていないのだとか・・・。

???

何でもそのシステムを使える人材が社内に居ないのだとか・・・

うーむ。

そのシステムを駆使すれば、本来、受注毎に原価を見積もりベースで集計し、そして、事後には実績値を集計することができるはずです。

そうなると、見積書を作る場合にもしっかり見込みの粗利が計算できるわけですから、極端に粗利の低い受注は排除することができます。

そして、実績ベースで粗利がわかれば、商品別や顧客別に粗利を分析していくことができますので、会社全体の粗利を増やすためにどの商品、あるいはどの顧客に注力したら良いか、が手に取るようにわかるはずです。

ところが、実態はといえば、顧客別にも商品別にも粗利を把握できていないのです。

で、気がつくと決算で大赤字を計上!となってしまっているわけですね。

うーん、勿体ない!

粗利率が低いと認識していても、実際には何の分析もせず、何ら手を打ってこなかったということですね。それが何十年も続いていたというのですから、驚きです。

ただ、逆に言えば、こうした会社はこれまで何も手をつけて来なかった分、一旦、管理会計をベースにした『日次決算』を導入して粗利の管理を徹底し始めると、劇的な効果が出てくる可能性があるものです。

  • せっかく導入している原価管理システムを使いこなすこと
  • それにより受注単位で細かく原価と粗利を把握すること
  • それを1ヶ月単位ではなく「毎日」集計し、確認すること

これらにより、次の受注の単価(売価)をどうするか、工程を見直す余地がないか、部材の変更ができないか、など、粗利を増やすための工夫を「毎日」検討していくことができるのです。

それを社長と購買・資材担当の毎日のルーティンとして徹底して行えれば、たとえ売上高は現状維持となったとしても粗利が大きく増える可能性があります。

特に製造業の場合は、工程が多く原価計算が複雑なので、その効果は劇的になる可能性が大です。

この会社の場合、もちろんすぐに管理会計、そして日次決算を導入することをアドバイスしました。

まずはその高価なシステムを社長自身がまず使いこなせるようにすることからスタート!

取り組みはこれからですが、現時点での見立てでは、だいぶ良くなる余地があると思っています。

数ヶ月後の結果が楽しみです。

あなたの会社でも日次決算で劇的な改善ができる余地はないでしょうか?

もしまだ日次決算を導入していないようなら、まずは日次決算書の作成から着手してみませんか?

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